沖縄新築住宅【白河の森】完成いたしました。

1『家のあちらこちらに山本さんの思いがあるようで、ああ、こういうことなんだと。図面からはわからなかったことを住み始めて再発見しております。』
完成から1ヶ月、施主様から頂いたお言葉です。
 
沖縄【白河の森】が完成いたしました。
建築は閑静な住宅街にあり、森に面した環境にあります。
ここに家族5人が暮らす住宅を設計しました。
 
私共の仕事は完成した建物をお渡しする、いわゆる建て売りではありません。
全く無の状態から思考を重ね、そのオーナー、ご家族のためだけに一つ一つ丁寧に作り上げる仕事になります。
そこには、オーナー、ご家族のご意向、趣味思考、敷地環境、建物の構造、性能、予算、そして芸術性。
それらを総合的にイメージしながら、オーナー、ご家族がどのように動き、生活されるか、時々刻々移りゆく陽の光を想いながら設計を進めていきます。そのプロセスでは、夜寝付きが悪いほど悩んだり、何度も何度も確認を重ね時間をかけながら設計は進んでいきます。
時には、旅に出ることもしばし。。。
 
建物を構成する無限なる要素を一つ一つ検討し、思考に思考を重ね、そしてそのオーナー、ご家族の空気感を表現する、目に見えないものを設計する、空気を設計する段階まで、設計を昇華させて初めて、完成していきます。
したがいまして、私共の作品には造形のパターンや類似性はありません。それは、オーナー、ご家族の空気感、敷地が最も求めている姿を一つ一つ丁寧に読み取り、その空気が姿となって現れることを、つまり設計と捉えているからです。
 
工事が始まっても、建物が完成する最後の最後まで、設計は続きます。
そうして完成した建物には必ず魂が込もっていることを信じて。

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