沖縄那覇の斜面地に設計工事していました那覇のコートハウスが完成しました。
この住宅は斜面地に建っています。
隣地との高低差は4メートル50センチあり、不動産屋さんからは擁壁をしないといけないと言われ、建築に困られている中、弊社へ設計ご依頼頂きました。
まず、当たり前の設計をしていくと、擁壁工事からスタート、となるのですが、擁壁工事をすると建築費が足りなくなる、ということからも擁壁工事をせずに住宅を安全に建築する方法を、内部プラン、構造共に同時に考え、設計いたしました。
また周囲はマンションが建ち並び、陽当たりが悪い敷地環境でした。
唯一の陽当たりを期待出来る面が道路側でしたが道路側は北側で、更に向かいにマンションが建っており、陽当たりのよい空間と共にプライバシーも共に確保した設計を求められていました。
斜面地に限られた予算の中で、陽当たりが悪い環境の中、プライバシーを確保した住宅の設計を、建築費、建築施工法などを考慮しながら様々ご提案をし、建築設計のあるべき姿を探していきました。
またそれらは勿論のこと、空間の質を高め、家族が安らげる空間をイメージし、沖縄の敷地環境に最も合った空間を提案いたしました。
インテリアは造作でソファを作り、インテリア、造園も含めRAKUENinteriorでトータルに設計をいたしました。
【斜面地、コスト、陽当たり、プライバシーなど、様々な諸条件を制約と考えずに、設計の魅力的要素に変換をする】
これこそがこのお家の設計テーマであったと、完成した空間を前に感じました。