【斜面地に家を建てる方法。その1】

IMG 3092 【斜面地に家を建てる方法。その1】【沖縄の海が見える眺望の良い斜面地に住宅を設計する方法】は、以前のブログでも書きましたが、皆様から頻繁に頂戴いたしますご相談の中から、
ここでは傾斜地、崖地が多い沖縄の地形を踏まえ、【斜面地に住宅を設計する方法】を書きたいと思います。
 
沖縄や大阪に限らず全国各地で傾斜地は沢山ありますが、建てる地域によって条例や規制があり、また建てる建物の種別によって設計デザインのアプローチが異なってきます。
 
ここでは沖縄県那覇市の実例住宅を例にあげて、設計デザインのアプローチをご紹介いたします。
 
写真の住宅は那覇市内の住宅街にあり斜面地に建っています。
隣地との高低差は4メートル50センチあり、不動産屋さんからは『擁壁をしないと建てられない。』と言われ、擁壁のお金を考えると、住宅にご予算を充てるのが難しい、と困られているところからスタートしました。
 
【斜面地に家を建てる方法。その1】は、敷地の地盤状況がどうなっているかを踏まえた上で、
建物をどのようなコンセプト(大きな方向性)にするか、を設定する作業から始まります。
 
ここで大切なことは、
 

通常の設計デザインのように、《いきなり平面プラン(間取り)を作らない》ということです。
 
ここのコンセプトの設定を間違えたり、住宅内部の仕様から入ってしまうと、後々予算がオーバーしたり、計画が上手く進まないこともあるので、斜面地に住宅を設計する上で、最も大切な一つになります。
 
次回は、そのコンセプトについて、実例を踏まえてご紹介しましょう。

SNSでシェア: