先日、完成しました心療内科クリニック。
病院というと、どうしても狭くて硬くて冷たい印象の待合室で、長時間待たされて。。。
待合室も、隣の方と顔を合わせるようなプライバシーもないことも、皆様多いことかと思います。
そんな病院、クリニック環境を患者様にとって少しでも改善出来たら、という思いで、
山本雅紹建築設計事務所で、今回ご提案設計させて頂きましたのは、
当たり前のことを当たり前に、【すべて患者様目線で建物をつくる】
をコンセプトにあらゆる設計を考えました。
これは本来、当たり前のことなのですが、この当たり前をせずに、設計をして建物をつくることが行われているのが現状だと思います。例えば、医療メーカーさんのご紹介の設計士に従来型の設計をしてもらってつくられたクリニックを度々目にしますように、、
そんなクリニックへ通っていると(わたしの場合は小児科 なのですが)いつも歯がゆい思いになります。
そこで、まず設計業務のスターと共に最初に行ったことは心療内科クリニックに実際に通われた方々に、山本雅紹建築設計事務所、独自でヒアリングをさせて頂き、患者様が本当に必要なことは何か、そこを丁寧に一つ一つ調べて、紡いでいきました。
そして分かったことは、建物をつくる側(オーナーさま)と建物をつかう側(患者さま)の考えていることが、すれ違っている、ということでした。
つづく
写真は、漆喰と木で設計したクリニック内部の写真です。