建築は、自然に従属する。人間もまた、自然に従属する。人間と建築の関係は、相互に呼応するものと考えている。どちらが上でも下でもない。人間は、建築に支えられ、建築もまた人間に支えられている。
建築をリアルにつくる側の人間としては、自然と人間をつなげる、そんな建築を模索している。
そこを考えられることが、建築家の腕の見せ所であると同時に、
どうしても建築設計から離れられないところなのかもしれない。