先日、完成いたしました沖縄の設計作品、CAVE complex 2015-19 のエントランス空間です。
この建物は商業ビルであることから、
建物としてのレンタブル比や、高い収益性を確保する、という観点から、
収益を生まない共用部分のエントランス空間は、少ない投資で、高い効果、空間力が得られるように、
オーナー様へはご提案し、それらを踏まえて、空間をデザインいたしました。
ただし、エントランスは、建物の顔でもあることから、
エントランスは、テナント様、入居者様の顔にもなる為、空間デザインの質を保ちながら、
建設費用も意識した設計デザインとなっております。
また、メンテナンス性も踏まえたシンプルで飽きのこない空間をご提案しております。
設計図面の2次元で見ると、かなりコンパクトな空間で、
商業ビルのエントランス空間としては、通常はあり得ない廊下幅を建物に与えながら、
2次元の平面的な空間に、3次元の断面の高さ、
そして空気としての、光の設計を、complexすることにより、
建設費を抑えることにも成功しながら、
限られた空間を、魅力ある、広がりのある、
そして、人の棲家を表現する【CAVE】へと、昇華させています。